PTA会長あいさつ


2010年度会長あいさつ
2010年7月6日

「宙船」から三年      PTA会長 時田政則

  みなさん、こんにちは。今年度一年間、よろしくお願いいたします。

 記憶に残っている方もいるかと思いますが、現在高校一年生となった子供達の第二小学校卒業式の時、TOKIOの「宙船」を、餞の言葉として、くり返し唄って、唄い過ぎだと苦言を頂いたことがありました。

 「その船を漕いで行け〜お前のオールをまかせるな!!」と力強く、逞しく成長してほしいとの願いはかなり熱く本気だったのですが、子供達に、伝わったのかと心残りでPTAの皆様には、ただのカラオケ好きのオヤジの印象しか残らなかったかと・・・

 でも、かなり本気で良いフレーズを伝えたかったのです。

 さて、私の好きなこの「逞しさ」ですが、逞しい=生きるチカラなのですが、大きな社会に出る前に、中学校という集団社会で、勉強に部活動に励み、自分を高めながらいろいろ経験し、泣いたり、キズついたり、叱られたり、悩んでは立ち直り、くり返しながら、健全な心と体が作られ、逞しく成長していくのです。私達は、その背中を時には押してあげ、見守り応援してあげましょう。

 社会に出てからの長い人生に大きな影響を与えるこの時期に、充実した時間を過ごすために、私達はサポートし、子供達と共に良い時を過ごしましょう。

2009年度会長あいさつ  
   2009年4月20日

温室の花と野の花

 PTA総会で、“また、あの人が会長?”という声が上がっていたと聞いておりますが、その点については何卒ご勘弁頂き、PTA活動にご協力をお願いいたします。

 先日、富士市PTA連絡協議会の総会に出席してきました。この市Pの会長さんの挨拶の中で、「昨今の子供たちの携帯電話やインターネットの世界にはついていけない。大人がその世界を理解し、子供たちを守ってあげなくてはならない。」とおっしゃっていました。

 至極ごもっとも、と思いますが、実は私はこの議論が表面的なことしか捉えていなくて、実に次元の低い議論だと思っています。

 子供たちの世界に大人がついていけないのは、いつの時代にも言われてきた話です。

 大人が子供たちの世界についていく必要があるのでしょうか?携帯もネットも所詮は道具です。道具の話に汲々とするよりも、本当に子供たちに教えなければならないことは何なのかを、もう一度考えましょう。

 人を裏切らないこと、人に迷惑を掛けないこと、自分自身に胸を張り、自分の力で真直ぐに歩いていくこと、本当に教えなければならないことは、そんなことではないでしょうか。

 子供たちを守る、という大義名分で、本当は子供たちの真直ぐな心と、自分の足で歩いていく力を、殺いでしまってはいないでしょうか。

 子供たちの力を信じましょう。温室に入れて、暗い世界を見せないことよりも、暗い世界に引き摺られない強い心を育てましょう。

 温室の花よりも、野に咲く花のほうが美しいと感じるのは私だけでしょうか。

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